脱毛サロンで行われるフラッシュ脱毛では、その場ですぐに効果を得ることができません。
施術から一週間程度経過してからではないと、処理したムダ毛が抜け落ちないのです。
もちろん施術を行った際に施術跡の明確な区別もつかないので、時折打ち漏れが発生してしまう場合もあります。
「打ち漏れ」とは?
打ち漏れというのは、脱毛器のヘッドから照射されるフラッシュライトがきちんと当たらず、処理が漏れてしまう状態を言います。
脱毛サロンの脱毛器を使った施術では、ヘッドの照射部分の範囲しかきちんと処理を行うことができません。
範囲外の部分にはフラッシュライトが届かない為、その部分のムダ毛は処理が出来ないのです。
打ち漏れはどうして起こるの?
その為脱毛サロンでは脱毛器を少しずつずらして、ライトを照射する部分を変えながらムダ毛の処理をしていきます。
しかし、照射されたライトは肌の上に何らかの痕跡を残すわけではないので、照射面の大きさを考慮して施術者の感覚で脱毛器をずらしながら打ち漏らしがないようにしなくてはなりません。
熟練したスタッフなら打ち漏らさずに的確に照射面をずらしていくことができると思いますが、まだキャリアの浅いスタッフの方だと、どうしても脱毛器をずらす前の照射面が当たっていた位置とずらした後の位置の間に、ほんの少し隙間が出来てしまう場合もあります。
この部分が打ち漏れとなり、施術から一週間ほど経って処理したムダ毛が抜け落ちる時期になっても、ムダ毛が残った状態になってしまうのです。
脱毛サロンによっては、打ち漏れが生じた場合は無料でその部分の処理を行ってくれる場合もあります。
打ち漏れの判定は難しい
というのも、明らかに一部分だけムダ毛がまとまって残っていれば打ち漏れだと判断することができますが、まばらにムダ毛が残ってしまうケースも少なくないからです。
この場合は施術時の打ち漏れだけでなく、出力不足や個人差の可能性も考えられます。
出力不足や個人差は打ち漏れではないので、当然追加処理を受けることは出来ません。
脱毛施術では処理した部位のムダ毛が必ず全て抜けるとは限らない為、打ち漏れの判断も難しくなってしまうのです。
とはいえ、やはり施術を受けるならきちんと打ち漏らさずに処理をしてもらいたいものです。
脱毛サロンを利用する前にはまずカウンセリングを受けるのが一般的なので、できれば施術後の打ち漏れの判断基準と実際に打ち漏れだった場合の対応等を確認しておくと良いと思います。
打ち漏れをきちんと判定して追加処理してくれる脱毛サロンなら、安心して利用できるはずです。